和歌山・南紀スポーツ合宿案内

鹿島神社

三名部の浦 潮な満ちそね 鹿島なる
釣する海女を 見て帰り来む(巻九の一七一六)

鹿島に鎮座する鹿島大明神は、奈良時代以前に常陸の国(茨城県)の鹿島神宮から勧請したと伝えられています。宝永と嘉永の大地震の津波の際にはみなべのまちを救ったといわれ、島全体が信仰の対象とされてきました。鹿島が文献上に最初に登場したのは万葉集の中で、当地方をうたわれた13首の御製の中に登場します。鹿島の南島にあった鹿島神社は明治42年に天照皇大神、須佐之男命と合祀され、現在の場所に移動し「かしまさん」と呼ばれ地元の方から親しまれています。

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