熊野水軍を支配した安宅氏の本拠地を守る
朱色が美しい神社
正平年中(1346~69年)に安宅河内守山城石清水から勧請された本殿の朱色が美しい神社。白浜町安宅(旧日置川町)は中世後期に熊野水軍の一翼をになっていた安宅氏の本拠地だったところです。この近辺にはその頃の城館跡と言われるところが8~9箇所確認されており、八幡神社はこの山城の麓に祀られています。境内にあるイチイガシの大木は胸高の幹囲4m、樹高18m、直径10mの樹冠を形成しており、樹齢300年を越え和歌山県指定文化財に定められています。