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一ノ瀬王子

熊野に入る最初のみそぎをする川瀬から
一ノ瀬と呼ばれました

別名清水王子、伊野王子と呼ばれていましたが、建仁元年(1201年)の「熊野御幸記」には「一ノ瀬王子」と記されています。一ノ瀬王子の名は熊野詣の垢離場であった一ノ瀬に由来し、「一ノ瀬」とは最初の徒渉地点の川瀬のことで熊野に入るためのみそぎの地という意味があったと言われています。江戸初期すでに王子跡は不明になっていましたが、紀州藩の命により調査・判明し、寛文6年(1666年)再興され、明治40年(1906年)春日神社に合祀されました。現在は周囲3メートル余の大樟の傍らに小祠が祀られ、一ノ瀬王子の碑が建てられています。

【 DATA 】